2.用語の説明

ファンド運営者がファンド構成員に対して出資を求める行為を「キャピタルコール」といいます。キャピタルコールのための通知を「支払通知」といったりします。

各構成員のファンドに対する出資金額の上限は、「出資約束金額」といいます。「キャピタルコミットメント」と言ったりもします。

キャピタルコールに応じて出資された金額(=出資済みの金額)を「出資履行金額」といいます。英語だとCapital Contributionsなのですが、「キャピタルコントリビューション」というのを聞いたことはありません。

出資約束金額から出資履行金額を引いた額が、ファンド構成員が出資すべき義務の残額ですが、これを「出資未履行金額」といいます。

3.具体的に説明

以下の投資家がいるとします。

 A:出資約束金額 6億円
 B:出資約束金額 4億円

管理報酬(出資約束金額の年2%と仮定)が前払いの場合、ファンド組成時に管理報酬として2000万円が発生するので、Aに対して1200万円、Bに対して800万円のキャピタルコールが行われます。以後同じです。

投資案件1の実行に3億円必要となった場合、Aに対して1億8000万円、Bに対して1億2000万円のキャピタルコールが行われます。

7億円が必要となる投資案件があった場合、出資未履行金額(10億円-2000万円-3億円)を超えますので、借り入れその他の手段がない場合には(←契約次第)投資できません。出資約束金額を超えるキャピタルコールはできません。

投資案件2の実行に4億円必要となった場合、Aに対して2億4000万円、Bに対して1億6000万円のキャピタルコールが行われます。