あえて説明する必要もないかもしれませんが、一応キャピタルコール方式について説明してみます。

1.一般的な説明

投資ファンドに参加するためには出資を約束する必要がありますが、その出資のタイミングには3種類あります。
  1. ファンドに参加する時点で全額を出資する。
  2. あらかじめ決まったスケジュールで分割して出資する。
  3. ファンド運営者から求められた段階で求められた金額を出資する。
3番目の方法をキャピタルコール方式と言います。

これは資金の無駄な滞留を防ぐことを目的としています。

PEファンドなどは、ファンドの組成後に何年かかけて投資対象を選定していくのが通常だと思いますが、投資対象が決まっていない段階で出資を受けてしまっても、ファンド運営者は投資対象が決まるまで現金のまま保管しておかなければなりません。

キャピタルコール方式は、必要なときに必要な金額の出資を受けることができるので、このような無駄な資金の滞留がありません。

さらに、内部収益率(IRR)は出資された後からの計算になるという点も、ファンド運営者がキャピタルコール方式を好む理由の一つといえます。