1.ETNとは何か

ETN(Exchange Traded Note)が何かについては、前に簡単にまとめました(こちら)。

ようは、裏づけ資産のない指数連動の上場債券です。ファンドではありません。

少し法律的にいうと、ETNは、長期の満期(maturity)であり、その満期には、ETNの元本額相当額に指数要素(index factor)を乗じて適用ある手数料を控除した額が保有者に対して現金で支払われるというものです。指数要素は、「当該日の関連指数の終値の当初価格設定日の終値に対するの比率」とされることが典型的です。

そして、満期までの間は取引所(又は店頭)で取引されます(期中償還も可能です)。

2.発行と償還

ETNの発行者は、当初に一定量発行し、また必要に応じて随時追加発行を行います。

この発行にあたっては、必要量以上のETNを発行し在庫として保有しておき、必要に応じて販売を行うというのが一般的のようです。

そして、原則として少なくとも週に1回、償還が可能とされます。

ETFにおける解約ユニットのように、一定量のまとまりで償還することが必要とされており、ブローカ-・ディーラーその他の金融機関がETNを集めるサービスを提供している場合があります。

3.裁定取引の機会とETN価格の透明性(Transparency)

ETNの現在価値(基礎指数に連動)と取引価格との間に乖離が生じた場合、裁定取引の機会が生じます。

すなわち、ETNが基礎指数と比べて安値で取引されていれば、ETN買い・基礎指数売りで利益がでます。逆にETNが基礎指数と比べて高値で取引されていれば、ETN売り・基礎指数買いで利益が出ます(ETFについて少し詳しく書きました→こちら)。

この裁定取引には、ETNの流通市場における価格透明性が必要不可欠であり、ETNの参考指標(indicative value)の開示が取引所によって義務付けられています。