3.ファンド運営者に売る
ファンド運営者(又はその関連者)が責任を持って引き取るというのも選択肢として挙げられます。
ただし、承継ファンドに売る場合以上に利益相反が問題になりますので、価格決定の公正さを担保する方法は不可欠といえます。
4.ファンドの期間を延長する
契約書にはファンドの存続期間が定められていますが、これを延長して市場の回復を待つという選択肢があります。
ただし、投資家側に規制法や投資方針上の制約があるなどして、ファンドの存続期間の延長は許容できない場合が少なくありません。
5.清算用のエンティティを用意する
ファンド自体は終了したとしても、一定期間資産を保有するエンティティを用意し、資産が処分できた後に代金を構成員に分配するという方法もあります。
ファンドの期間延長の際に問題となる規制法や投資方針上の制約は、この場合にも問題となりますが、この方法によって避けられる場合もありますので、選択肢に入れておいたほうがよいことも多いと思われます。
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