ユニット・インベストメント・トラストは、一般に、以下のようにして組成されます。
  1. スポンサー/委託者(depositor)が、ユニット・インベストメント・トラストの組成目的でポートフォリオ証券となるべき有価証券を集める
  2. 評価者が、預託日の前日のビジネスアワー終了時に、自らが有価証券の評価をしたこと及び目論見書に記載され募集価格の計算に使われた価格(valuation)が正確であることを証明する。
  3. スポンサー/委託者は、預託日に、当該有価証券(購入完了前であれば、有価証券購入契約)を、ポートフォリオ証券に関連する保険証書又は信用状とともに預託する
  4. スポンサー/委託者は、ユニット・インベストメント・トラストの持分を表象する証券を受領する。
公募については、以下のように行われます。
  1. 預託の前に、スポンサー/委託者は引受人のシンジケートを募り、彼らに仮目論見書(preliminary prospectus or "red herring")を提供する。
  2. 引受人は仮目論見書を使って、組成されるシリーズの需要を確認する。
  3. 十分な需要があると判断された場合、スポンサー/委託者は、当該シリーズの募集・販売についての登録届出書の効力発生を早め、持分の販売を開始する。
上記3の時点で、引受人間の契約が締結され、各引受人が特定の数の持分を販売することが義務付けられます。

ユニット・インベストメント・トラストは、このように、ファンド組成時にスポンサー/委託者がポートフォリオ証券を預託して組成され、その後にポートフォリオ証券を変更できる場合というのは非常に限定されています。

これは、取締役会を持たないというユニット・インベストメント・トラストの特性によるものです。

ミューチュアル・ファンドと比べると、以下のような構造になっています

(ミューチュアル・ファンド)
積極的な投資活動
→監視のための取締役会がある

(ユニット・インベストメント・トラスト)
投資活動はしない
→監視のための取締役会がない

ポートフォリオ証券の購入又は売却に対するSECの姿勢は、上記趣旨に照らして厳格ではあるものの、投資裁量の行使といえないような一定の行為については、ノーアクションレターによって資産運用にあたらないとしています。