イギリスの集団投資スキームの規制は、EUのレギュレーション、イギリスの制定法及びイギリスFSAのレギュレーションによって構成されています。

まず最上レベルの規制として、多くの集団投資スキームは、EUのUCITS指令 (UCITS Directive)があります。イギリスにおいて設立され、承認された集団投資スキームは、欧州経済領域(European Economic Area)内において公募することができます。UCITS指令は、とりわけ、運用会社及び受寄者の要件・機能、投資家への情報開示などについて規定してい ます。

イギリスにおける規制として主たるものは、以下の2つです。
  • 2000年金融サービス市場法(Financial Services and Markets Act 2000。FSMAと略されます。)
  • 2001年オープンエンド投資会社規則(Open-Ended Investment Companies Regulations 2001。OEIC Regulationsと略されます。)
金融サービス市場法はユニット・トラストを、オープンエンド投資会社規則は変動資本投資会社を規制しており、とりわけ、これらのエンティティの設立、承認、運営、及び監視について規定しています。

変動資本投資会社又はユニット・トラストは、公衆向けに勧誘を行うためには、認可指令("authorization order")を得る必要があります。

変動資本投資会社による認可申請は公認取締役と受寄者が、ユニット・トラストによる認可申請はマネージャーと受託者が、共同で行います。申請書には、以下の情報などが詳細に記載されます。
  • 公認取締役、取締役及び受寄者又はマネージャー及び受託者に関する情報
  • 変動資本投資会社又はユニット・トラストに関する情報
  • 投資顧問などの関連当事者に関する情報
変動資本投資会社及びユニット・トラストは、原則として詳細な規定を遵守する必要があります。ただし、投資家がプロである場合には「適格投資家スキーム」(qualified investor scheme)として、規制が緩和されています。