(2) JREITは上場している

JREITは取引所に上場している点が伝統的な投資信託と異なります。
これによってガバナンスの必要度が上がるでしょうか。

私は、上がると考えています。

取引所に上場する場合、日本国内のみならず海外の投資家からの投資についても考える必要が高まります。そして、海外の投資家を考えた場合、ファンドにガバナンスが効いているというのは、安心して投資できるかどうかという点から重要になってきます。

公募ファンドの最大の市場はアメリカですが、ここでは公募ファンドには一般的にガバナンスが効いています。

証券に投資するミューチュアルファンドはその法形態にかかわらず投資会社法の下でのガバナンスが効いています。不動産に投資するREITも会社形態で設立されるものは通常の会社として(特別なエンティティはない。)ガバナンスが効いています。

なので、世界の投資家は、ガバナンスがあるファンドに馴染みがあり、ガバナンスがないと身構えてしまうことが想定されます。特に REITの場合には小口の投資家の割合が高いので(大口投資家は不動産自体に直接投資することができる。)、馴染みのありそうなエンティティを選ぶ要請は高いと思われます。

したがって、上場することでガバナンスの必要度は上がります。


続きます。