「投信」には、契約型と会社型があるといわれています。そして、「アメリカの投信は会社型である」と言われています。これが、何のことかようやくきちんとわかったので、概念を整理してみます。

1.「投信」とは

普通に考えると、「投資信託」のことを意味しそうなのですが、投資信託は信託なので、会社型の投資信託というと、それだけで矛盾しているように見えます。

また、アメリカの「投信」といえば、ふつうはミューチュアル・ファンドなのですが、コーポレーションである場合と、ビジネス・トラストである場合があります。ビジネス・トラストもやはり信託なので、会社型と言ってしまうと、それだけで矛盾しているように見えます。

なんでこうなるかというと、ここで言う「投信」は、投信法の投資信託とは違うからです。

ここでの「投信」とは、一般投資家に対して公募されるファンドのことをいうと理解されます。そして、ファンドとは、投資家によって出資された資金をひとまとめにして、専門家によって運用されるいわゆる集団投資スキームをいいます。

個人的には、「投信」と呼ぶよりも、公募ファンドとでも呼んだほうが誤解がなくて良いのではないかと思いますが、日本では長らく、公募ファンドといえば投資信託しかなかったので、「投信」と呼ばれているのだろうと思います。

以上をまとめると、「投信」には、狭義の「投資信託」という意味と、広義の「公募ファンド」という意味があると整理できます。

なので、日本の投資法人も、広義の「投信」に含まれます。


続きます。