続きです。

5.いろいろなバリエーション

支払い方には、いろいろとバリエーションがありますが、だいたい以下のパターンとなります。

① 利益が出る都度、プロラタでキャリード・インタレストも支払うが、払いすぎとなった場合は返還する
①’ ①にプラスして、担保・保証、エスクローなどの返還を確実にする方法をとる。

その1で書いた例にすこし事実を足して整理してみます。

(前提事実)
・投資家は合計で300億円を出資
・ファンドがその期間を終えるまで3つの投資案件を実行
・投資案件1で80億円の利益(100億円の投資で180億円のリターン)
・投資案件2で60億円の利益(100億円の投資で160億円のリターン)
・投資案件3で40億円の損失(100億円の投資で60億円のリターン)
・簡略化のため、ファンド運営者の出資、管理報酬、組合費用などは無視。

①及び①’での分配は以下のとおりになります。

(投資案件1)
投資家に164億円分配、ファンド運営者に16億円分配

(投資案件2)
投資家に148億円分配、ファンド運営者に12億円分配

(投資案件3)
ファンド運営者から8億円返還、投資家に68億円分配

(合計)
投資家に380億円分配、ファンド運営者に20億円分配