Private Investment Fundの授業のReading assignmentで出てきた事項に関連して、キャリード・インタレストの支払い方について、考えたことをまとめてみます。

1.キャリード・インタレストとは

投資案件が成功した場合に生じた収益の分配は、ファンドに対する出資金額による按分が基本ですが、ファンドの運営者(ジェネラル・パートナー、無限責任組合員、業務執行組合員など)に対しては、20%(相場)が支払われるのが通常です。

例えば、ファンドが保有する株式を売却して100億円の譲渡益が出た場合、20億円がファンド運営者に支払われ、残りの80億円を投資家(リミテッド・パートナー、有限責任組合員、業務執行組合員以外の組合員など)で按分します。

これをキャリード・インタレストといいます。

2.キャリード・インタレストの計算

20%の計算については、①投資案件ごとに計算する方法と、②ファンドとして全体の収益をベースに計算する方法があります。

例として、ファンドがその期間を終えるまで3つの投資案件を実行し、投資案件1で80億円の利益、投資案件2で60億円の利益、投資案件3で40億円の損失となった場合を考えてみます。

①の場合、ファンド運営者は、投資案件1で16億円(80億円の20%)、投資案件2で12億円、投資案件3で0円、合計で28億円のキャリード・インタレストを受け取ることになります。

②の場合、ファンドとしての純利益は100億円なので、ファンド運営者は20億円のキャリード・インタレストを受け取ることになります。

①を受け入れる投資はめったにいません。普通は②です。


続きます。