金融商品取引業には、4類型があります。それは以下の4つです。
  1. 第一種金融商品取引業
  2. 第二種金融商品取引業
  3. 投資運用業
  4. 投資助言・代理業
1.は、株券など典型的な有価証券について、売買や媒介、取次ぎ、代理など典型的な証券業を行う類型です。
2.は、非典型的な有価証券について、自己募集や募集の取扱いなどを行う類型です。
3.は、投資信託の資産を運用したり、投資一任により顧客の資産を運用したりする類型です。
4.は、顧客に対して投資に関する助言(投資顧問)を行ったりする類型です。

最近話題のAIJ投資顧問は、上記4つのうちどの類型でしょうか。

正解は3の投資運用業です。投資一任により顧客の資産を運用する類型です。”投資顧問”という名称からすると、4.投資助言・代理業に該当するようにも思えますが、違います。

ではなぜ商号に”投資顧問”が含まれているのでしょうか。

これは、金商法が出来る前の法制度に理由があります。

投資顧問業法では、投資一任契約に基づく資産運用は、投資顧問業者(登録が必要)が認可を受けて行うこととされていました。 そのため、投資一任契約に基づく資産運用を行う業者は、投資顧問業者だったのです。

現在では、資産運用と投資助言は別の類型になってしまったので、元の法制に基づく商業だと少し紛らわしいですよね。

ちなみに、報道などでは、「投資顧問業者」がどうのこうのと書いてありますが、現行の法制からするとかなり紛らわしいのではないかと思います。

まぁ、 金商法の類型について頭に入っていないと 紛らわしいと思うこともないので、大した問題でもないかもしれませんが。