偉そうなタイトルをつけてしまいましたが、アメリカ証券ディーラーの実務の一つである、オーダー・フローへの支払い(Payment for Order Flow)について自分のノートがわりにまとめてみます。なお、ここでいうディーラーは、買値(Bid)と売値(Ask)を提示するディーラー(マーケットメイカーのイメージ)を意味します。

ビッド・アスク・スプレッドの構成要素については、以前まとめましたが(その1、その2)、これがオーダー・フローへの支払いの理由につながっていきます。

ビッド・アスク・スプレッドの構成要素のうち、固定費や在庫コストについては、ディーラーとしての取引量を増やせば増やすほど希釈化されていきます。したがって、ブローカーから出される注文を自己に集中させればさせるほど高い利益をあげることができます。

このことに着目し(考え出した人に聞いていないのでたぶん。)、オーダー・フローへの支払いという実務が発生しました。すなわち、ディーラーは自らに注文を出してくれるブローカーに対していくらかの金銭を支払い、注文が自己に集中させようとしました。


続きます。